♪ Toru=Y.G. in the Bar ♪

オリジナル曲とか、自作詩とか、ちょっとした小噺とか... 載せていたはずのブログでした...                                                   現在は名曲紹介をメインでヤってます

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終章(エピローグ) 





タイトルで分かるかとも思いますが、

今回が、♪ Toru=Y.G. in the Bar ♪ 最終回です。

突然ですみません。

ピアノの演奏動画を載せると言ったのに、

また、書きかけの小説のあるのに

中途半端で申し訳ありません。

最後に、エープリルフールということで、

嘘っぱちフィクションをお送りしたいと思います。


88年、ひとりの少年が死にました。

確かに彼の命の灯火は消えたはずでした。

ところが、彼の父親と医者が共謀を図り、

彼を蘇らせました。

心を司る場所の隣を機械に変えて。..

最初、彼は何も知らず、病院で検査を受けていました。

しかし、それから数ヶ月、

モルモット生活に耐えられなくなった彼は

父親に訪ねました。

「もうこんな生活耐えられん。

 この地獄は一体いつになったら終わるんだ?」と...

父親はこう言いました。

「そんなこと言ったら、

 お前の無事を祈ってるみんなが悲しむんぞ?」

父親は彼の問いに答えようとはしませんでした。

我慢しかねた少年はとうとうこう尋ねました。

「10年経ったら終わるんか?」

父親は、頷いて

「終わるといいな」

と答えました。

それから、

友達に心を開けない、

恋人を作れるはずもないという、

少年の地獄は続きました。

信じていた人間に裏切られたり、

蔑みの声を浴びせられたり、

実の父親や親戚連中にに憐れみを受けたり...

やがて彼は信じることをやめました。

彼は裏切られたことも、憐れみ,蔑みを受け憎く思ったことも、

自分の心の弱さ故と理性では理解できたものの、

憎悪を止めることはできませんでした。

やがて、約束の10年が来ました。

彼は、父親の言葉を鵜呑みにしたわけではありませんでしたが、

全て終わるはずの10年にすがるしかありませんでした。

しかし現実には、-病気の再発-という

最悪の10年目の幕開けでした。

退院後も彼の憎しみは増大し、

やがて神,仏や平和の概念までも、

彼は憎むようになりました。

何度も彼は自刃を試みましたが、

死を望んでいるにもかかわらず、

恐ろしくなってその都度諦めてしまいます。

それから更に10数年経ちましたが、

未だに彼の暴走は止まることを知りません。

幾度も周りを巻き込みながら、

迷惑をかけている事など省みずに...

もう、死という引導を渡すことでしか、

彼の生き地獄を終わらせることはできません。

それでも時は流れていきます。

......

いつこの物語が終わるかは誰も知ることがありません。




以上です。

最後に暗い物語を失礼いたしました。

嘘っぱちですので、

マジに取らないでくださいね。

それでは、♪ Toru=Y.G. in the Bar ♪

ここに閉館となります。

ご愛読ありがとうございました。

ちなみに、私Toru=Y.G.のオリジナル曲は

多くの人に聴いていただきたいので、

当分、ブログは閉鎖せずにおいておきます。

更新することはもうございませんが、

どうぞお気軽にお立ち寄りください。
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2014/04/01 Tue. 19:00  edit

Category: プチ小説

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最果ての街 

降り始めた雪をネオンライトが照らし始める頃、
男は街角の店にたどり着く。
何を求めるでもないのに、
知らず昔の面影を探す心。

哀しくて、悲しくて...

振り向かずに駆け続けて、
それでもいつかまた戻れると信じてた...
夢から志が奪われたというのなら、、
人は何を目指せばいいの...

切なくて、恋しくて...

三日三晩過去を追って、
途方に暮れた背中に、
暖かい声が響く、
「ありがとうございました、よいお年を。」

凍えた心に陽が指して、
見えていなかった真実に気付く

新しい風に、
旧き時代は通り過ぎたけど、
信念は形を変えて、
先人の夢を受け継いでいるということ...

捨てることでしか進めなかった、
‘昔の俺’の小ささと、
現実を受け止め切れずにいる、
‘今の私’の未練が歯痒いけど、
今一度、ここに誓う、
この道を胸を張って歩み続けると、

潔く、美しく...

そして男は、店を後にする、
懐かしい戦友との思い出に、
誇り高き華を咲かせるために...

2014/03/05 Wed. 19:00  edit

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 旅人がいました
その時代には、「旅」という言葉は存在しませんでしたが、
確かに彼には目指すものがあり、
その歩みには迷いがありませんでした
しかし、時代の風は無常...
その者は志半ばに倒れることとなります

 季節が移り、次の世代を担う者が
高みを目指して同じ場所を辿ります
草を掻き分けた跡が途絶えた所で
彼は常ならぬ空気を感じ
そこが志高き者の
最期の場所であったことを悟ります
そして弔いと尊敬の意を込め
そこに標を経て、
またその先へと向かっていきます

 こんな風に
時は移ろい
志半ばに散った者の無念と
遺志を継ぐ者の情念とが
残した軌跡こそが
“道”と呼ばれ、
歴史が生まれます
偉大なる剣士が生まれた国で育ち
同じ大地の土を踏みしめることができる
それだけの事実が既に
《誇り》と称するに値するのかもしれません


※.僕の前に道はない
 僕の後に道は出来る

 ああ自然よ 父よ
 僕を一人立ちさせた 広大な父よ

 僕から目を離さないで 守る事をせよ
 常に父の気魄を僕に充たせよ

 この遠い道程のため
 この遠い道程のため

(※字以降は高村光太郎『道程』からの引用です)

2014/03/03 Mon. 19:00  edit

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月の神話 

  人が月を美しいと感じるのは、

その光が孤独な心をやさしく包んでくれるから。

 でも、誰も気付かない。月の“孤独”に...


 それは神話の時代、太陽と月は同じ時間を共有していた。

幾多の季節が移ろいでも2つの星は同じ空を照らし、

それがいつまでも続くと信じていた。

しかし、やがて生命が誕生すると、

《時の理を統べる者》は時間を光と闇の2つに分けた。

そして‘光’、活動の時を太陽に、

‘闇’、休息の時を月に治めさせることを決めた。


 そして、2つの星が分かたれ、

気の遠くなるような時間が経過したが、

月は今も太陽を探し求めている。

美しい星々の間で、寂しげな光を放ちながら...


 ただ僕にできるのは、

いつか再び2つの星がめぐり逢えるように

祈り続けることだけ...

いつまでも... いつまでも...

2014/03/02 Sun. 19:00  edit

Category: プチ小説

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月と砂漠 

 見渡す限りの黄金世界...
男は、自分が砂漠の真ん中にいる理由を思い出すことができなかった。
その場所には、殺風景な風景に反して、何故かピアノがあり、
彼はまさにその前に座り、鍵盤に指を置いた。
その時、美しい旋律が流れた。
男の指が自然に踊り始め、
彼自身どうして聞き覚えのない曲を暗譜しているのか不思議に思ったが、
その音色に郷愁を覚え、演奏を止めることができなかった。

やがて嵐が訪れ、砂がピアノ線にこびり付き、
男は旅の終幕が近付いていることを感じた。
最後の一音を奏でた時、
ピアノ弾きの頬は濡れ、
乾いた砂漠の中で唯一彼のいる場所だけが湿りを帯びていた。
...それは幻だったのだろうか、
ピアノの向こうに美しい女性が、月明かりに照らされ微笑んでいた。
男は、ようやく自分が、誰の為に
この旋律を奏でているのかを思い出すことが出来た。
   ―And when I die, you'll be on my mind―

  ...誰も知ることのない物語、誰の耳に響くことのない旋律、
       それでも、確かに男は存在し、
         彼が一人の女性を愛したこともまた、まぎれもない真実...

2014/02/28 Fri. 19:00  edit

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